今回、本社社屋の老朽化に伴い、新社屋への移転のご相談をいただきました。

今回、本社社屋の老朽化に伴い、新社屋への移転のご相談をいただきました。

部門間コラボレーションによるアイデア創出型のオフィス施工事例をご紹介

今回のご相談背景

特殊電極様は、特殊溶接の事業を行っている企業様で、 特殊な金属を対象とした溶接棒の製造をはじめ、溶接分野に特化した製品や技術を提供されています。
今回、兵庫県尼崎市にある本社社屋の老朽化に伴い、加古川市の新しい建物へ移転する際にご相談をいただきました。また、 これを機に尼崎市内に点在していた工場や倉庫も、新社屋へ集約されました。

以前のオフィスとオフィス移転の目的

移転に伴い、特殊電極様では実現したいことが2つありました。
1つ目は、社員同士のコミュニケーションを活性化させることです。新しいオフィスでは、さまざまな部署の社員が業務にあたることになるため、部署や役職を超えた交流を促し、シナジーを生み出したいと考えられました。
2つ目は、社員の働き方に変革をもたらすことです。現在の社屋では、社員は固定席で業務に当たっていますが、将来的には座席をフリーアドレス化し、より自由度の高い働き方を推進したいということでした。また、現在は書類が各社員のデスクに溜まっている状況のため、移転をきっかけ書類や紙類を整理し、ペーパーレスな環境の構築を目指されました。

ご提案内容

特殊電極様は、当初部署ごとに仕切られたフロア設計を計画されていましたが、「社員同士の交流を活性化したい」というご要望を叶えるため、社員が集うワンフロアの執務エリアをご提案させていただきました。 部署間の物理的な壁をなくし、フロアを広く見渡せることで、業務や役職などの垣根を越えた交流が起こりやすい空間を目指しました。
また、交流の要として導入したのが、執務エリアの中央に配置したABWエリアです。ABWは、仕事内容に応じて働く場所を自ら選ぶことができる働き方のことです。仕事の内容に合った環境を自由に選んではたらくことで、業務の効率化も期待できます。
さらに、「フリーアドレスでの座席運用」をご要望でしたが、オープンな職場環境への変化は、社員にとって戸惑いにつながる可能性があります。まずは従来の固定席にABWエリアを導入することをご提案しました。自席に縛られない働き方を段階的に推進し、将来的にフリーアドレスでの運用を目指すことになりました。
長年慣れ親しんできた働き方や、これまでの風習を変えるのは難しいことが多いですが、今導入できる現実的なラインを探りながら、働く社員のみなさんにとって良い刺激になるようなオフィスを設計しました。

エントランス

エントランスには、会社のロゴマークである赤い太陽をモチーフにしたLEDが、半円形と放射状に伸びた光線を表すように配置されています。

執務エリア(2~3階)

2~3階の執務エリアに入ると、広くて明るい空間が広がっています。デスクは縦横斜めに配置されており、各スタッフのスペースには十分な余裕があります。部署ごとの仕切りや背の高い家具が使われていないため、オフィスの奥まで見渡すことができ、開放感を感じられます。

執務スペース②執務スペース②

将来的にはフリーアドレスを導入する予定で、オフィスの移転に伴い、固定電話の廃止やデスクトップPCからノートPCへの切り替え、ABWエリアの活用など、柔軟な働き方に向けた改革を進めています。

執務スペース③執務スペース③

仕切り壁の代わりに床材の張り分けでエリアを分け、動線も明確にしています。また、共同キャビネットを使用して資料を一元管理し、紙の削減にも取り組んでいます。

ジョインエリア(Join area)

執務エリアの中心には、社員が自由に業務をこなし、社内コミュニケーションを促進する「ジョインエリア(Join area)」があります。この「ジョイン」は、事業の「接合(Join)」と、コミュニケーションの「繋ぐ(Join)」を掛け合わせた意味が込められています。社員同士を「つなぐ」ための場所として、執務スペースの中心に設置しています。
モニターを中心に配置された机では、発表を聴く社員たちの姿が見られ、会議室を利用せずとも気軽に勉強会や説明会を開けます。そのほか、ハイテーブルを使った軽い打ち合わせや、円形テーブルでのディスカッションなど、社員はそれぞれのスタイルで空間を活用しています。

ジョインエリア②ジョインエリア②

木目調の床やカジュアルな色合いの什器が、温かみのある雰囲気を作り出し、リラックスできる空間となっています。会話や議論が自然と活発になります。

ジョインエリア③ジョインエリア③

ジョインエリアは執務スペースとつながっており、部署を超えてさまざまな社員が集まります。こうした自然な交流が生まれることで、社員間のアイデアが活発に交換され、会社の未来に繋がる新しいアイデアが生まれることが期待されます。

ジョインエリア④ジョインエリア④

オンラインミーティングや打ち合わせには、個人用の集中ブースや複数人用のブースが好評です。扉はありませんが、吸音壁によって音漏れが少なく、外部の音も気になりません。また、視線も遮られているため、集中して会話や業務をすることができます。

ジョインエリア⑤ジョインエリア⑤

1人で黙々と集中したい場合は、集中ブースを活用します。また、窓側には立ちながら業務を行えるスペースもあります。

役員スペース

役員スペース①

3階の執務エリアの奥に進むと、社長と役員の執務スペースがあります。特徴的なのは、社長や役員の働く空間が他の社員の執務エリアやジョインエリアとシームレスに繋がっていることです。社長や役員も社員と一緒に業務を行い、一体感のある空間が作り出されています。このデザインは、社長が「社員と直接コミュニケーションを取りながら働きたい」という強い意向から生まれました。役職に関わらず一緒に働く文化を促進し、会社の未来を切り開くという意志が込められています。

役員スペース②役員スペース②

別の角度からの写真です。社長、役員も社員とフラットな関係を実現する空間になっています。グレーの床材やダークブラウンのデスクなど、シックで落ち着いた色調のエリアにしています。

役員スペース③役員スペース③

3階には、役員会議室があります。落ち着いた色合いで整えられた会議室は、良い緊張感を持って会議に臨むための空間となっています。

ジョインルーム(食堂)

ジョインルーム(食堂)①ジョインルーム(食堂)①

以前の社屋では、社員はランチ時になると外に食べに行くか、持参したお弁当を自席で食べていました。「食事や休憩の時間こそ、社員同士での交流を楽しんでほしい」という社長の思いから、新社屋の2階に「ジョインルーム(食堂)」が誕生しました。
ジョインルームは廊下とガラス窓で隔てられており、外から中の様子を見ることができます。明るい執務エリアの白や水色と対照的に、落ち着いた色合いの中にポップなイエローがアクセントとして使われ、リラックスできるカジュアルな雰囲気を醸し出しています。テーブル席、ソファ席、カウンター席など、さまざまな座席が用意されており、社員はその日の気分に合わせて座る場所を選べます。この空間は食事や休憩の場としてだけでなく、ABWエリアの一部としても活用されています。また、執務エリアの窓際にはカフェスペースがあり、社員たちがリラックスしに訪れる場所となっています。時には、先輩社員と若手社員が缶コーヒーを片手に和やかに会話を楽しんでいる姿も見かけられます。

ジョインルーム(食堂)②ジョインルーム(食堂)②

移転後は、ランチや休憩の場が自席ではなく、2階の「ジョインルーム」や3階の「ジョインエリア」に変わり、新たな企業文化が生まれています。

ジョインルーム(食堂)③ジョインルーム(食堂)③

フラットな空間で社員が集い、互いに刺激し合いながら働く新しい社屋では、旧来の働き方から脱し、新たな文化が育まれていく場になっています。

経営効果

オフィス移転の結果、以下4つの経営効果を実現しています。

【コミュニケーション活性化】
部署間・偶発的な交流の促進
交流スペースの設置により、部署をまたいだ交流が明確に増加しました。以前は接点の少なかった部署間で、業務上の連携アイデアが生まれる機会が増加しています。

役員層とのコミュニケーション・意思決定
役員室のオープン化により役員層との距離が格段に縮まり、気軽に質問や意見を伝えられる心理的なハードルが大きく低下しました。
また、役員が社員と同じエリアで執務するようになり、現場の状況を役員がリアルタイムで把握しやすくなり、意思決定のスピードが向上しています。

【生産性向上】
働き方の見直し
ABWの導入により業務内容に合わせて働く場所を選べるようになり、集中力の維持やアイディエーションの促進に貢献しています。Web会議用ブースや集中ブースの利用により、個人作業の生産性が向上しました。

ペーパーレス化
資料検索時間の短縮、資料作成・承認プロセスのデジタル化による大幅なスピードアップを実現しました。

【社員のモチベーション・満足度向上】
カフェスペースの充実によるリフレッシュ効果や明るく清潔感のあるデザインによるモチベーション向上、そしてオフィスに来ることを楽しむ社員の増加は社員のオフィスに対する満足度を大幅に高め、チームの一体感醸成に貢献しています。

【採用力向上】
オフィス見学時や面接時に応募者から「働きやすそうな環境」「デザイン性が高い」といったポジティブなフィードバックを頻繁に受けるようになったということです。


高知オフィスづくり.comは、高知県で今まで数多くのオフィスづくりのサポートをしてきました。オフィス新築・移転・改装をする際、経営者の方からいただく一番のご要望は、「大きな投資をするからには、投資分に対し最大限の経営効果を得られるオフィスにしたい」というものです。経営効果に繋がるオフィスの新築や移転、リニューアルをご検討の際は是非ご相談ください。
また、高知オフィスづくり.comはオフィスのちょっとした内装工事にも対応しております。高知県でのオフィスづくりなら高知県オフィスづくり.comにお任せください。

施工データ

会社名 特殊電極株式会社
事業内容 特殊溶接工事の施工、特殊溶接材料・トッププレートの製造販売
各種溶接装置・各種産業用機械装置の製造販売
所在地 兵庫県加古川市

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